カメラマン 稲村幸夫のブログ です、写真、カメラ、Macやインターネットについて書いてます!

せっかくだからRAWで撮影しよう!(印刷原稿の場合)

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下の画像はAdobe Lightroom 2で未現像(Lightroom 2の初期設定で読み込まれたもの)と現像後を表示させた状態をキャプチャーした画像です。未現像の状態ではハイライトが飛び(クリッピングを表示さています)、全体にフラットなので彩度もでておらず、色温度も低いようなのでもろもろ調整すると右の状態になります。

未現像とはいってもでもリニアでは無く初期設定で現像はされていますがこの程度です、極端な考え方ですがJPGで撮影する場合にはカメラの内部で現像処理が行われる事になるので右の状態を作るためには事前の設定がかなりシビアになると思います。(Canon EOS 5DでいろいろやってみましたがJPG撮影は諦めました)JPG撮影にはフィルム時代の「とぶ、つぶれるを理解して露出を決める」というダイナミックレンジに任せる潔い考え方でそれはそれで良いのですがJPGのみで印刷用に撮影される場合にはシャープネスの設定をカメラ任せにしない、極端なコントラストや彩度を上げる設定は避ける事が必要だと思います、モニターで見た場合の彩度が高くメリハリがきいたシャープな画像は印刷可能な条件から外れている場合が多く後処理で直してさらに画像を劣化させる事が多いからです、特に一度かけたシャープネスを外すことはほぼ困難ですので雑誌などを見て画素数は足りているだろうがギザギザしている写真は撮影時にシャープネスをかけ、印刷時にシャープネスを再度かけたりした悪い見本です。

つまりJPGで印刷原稿をつくるのは非常に難しいということです。


さて、下の画像はAdobe PhotoshopCS4で表示させた状態のキャプチャー画像です、左は上の現像後のデータからのTIF、右はそれを処理したTIFですが、色域外警告を表示させています、左のグレーに反転している部分が印刷に適さないとされます、Photoshopの情報でCMYKで飽和した状態とほぼ一致している部分です。
一般的にカメラマンの納品原稿はAdobeRGBの16bit 非圧縮 TIFです、上の左のような色域外警告が表示されるようなデータでも印刷屋さんがCMYK変換と併せて調整してくれる場合がほとんどなのですが納品原稿と印刷後が明らかに異なると事前に判るような場合にはある程度の調整は行った方が良いと思います、まあこの辺は各自の入稿条件が違うので決めつけることはできませんね。

僕は印刷向けのデータを作るには劣化の少ないRAW現像、TIFフォーマットでの劣化の少ない処理を行うことが大事だと思います。RAWで撮影、保存しておけば後日WEB用に再調整してsRGBで出力することも容易ですし、現像ソフトが進化した場合にはさらに良いデータを作成し直すことも可能だからです。

印刷原稿に関しては大日本印刷 印刷用画像データ制作ガイド「デジタルカメラ入稿ガイド」を配布 のページから「デジタルカメラ入稿ガイド」のPDFをご覧になって見てください。

作例に使用した写真のモデルは青島あきなさん(ワンエイトプロモーション)、撮影機材はHasselbladH3D39、後処理はApple Mac Pro(Early2008)、Adobe PhotoshopCS4、Adobe Lightroom2です。(協力:株式会社 ZERO TO ONE)

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